2年連続で山車運行が中止となった八戸三社大祭を応援する「みんなのお祭り思い出館」が7月31日~8月5日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で開催される。
八戸三社大祭には約300年の歴史があり、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。2016(平成28)年には「山・鉾・屋台行事」でユネスコ無形文化遺産に登録された。しかしコロナ禍の影響で、山車行列や山車展示は昨年に続き取りやめが決定している。
同企画では、館内に市民から募った同祭の思い出の写真や絵画、エピソードや応援メッセージを展示する。
同館職員の奈良岡邦彦さんは「昔の三社大祭の写真を持っている方がいらっしゃれば、子どもたちにも昔のお祭りの様子を知ってもらうことができるので、ぜひ応募していただきたい。写真と一緒にエピソードも送っていただけると、撮影した時の想いを他の方にも知ってもらうことができるので、若い方から年配の方まで幅広くご応募いただきたい」、同中世古有紀さんは「2年連続、三社大祭の山車運行が中止になり、山車を作られている方もお祭りを見ることを楽しみにしていた方も残念な気持ちになっていると思う。お祭りを絶やさないためにも皆さんの熱い気持ちを作り手の皆さんに伝えていただきたい」と応募を呼び掛ける。
応募できるのは、写真や絵画は各個人・団体それぞれ2作品まで。サイズは、写真は六つ切り(203ミリメートルx254ミリメートル)以上、絵画はA4サイズ以上に限る。エピソードやメッセージは何点でも応募できる。
応募方法は、写真や絵画は申し込み用紙に記入して作品を郵送するか事務室への直接持ち込み。エピソードやメッセージは館内に設置している応募用紙に記入するかウェブの申し込みフォームから投稿する。
募集締め切りは7月18日(必着)。新型コロナウィルス感染拡大の状況により、展示が中止となる場合もある。