馬上から矢を射って得点を競う「全国スポーツ流鏑馬(やぶさめ) 第6回八戸大会」が8月9日、櫛引八幡宮(八戸市八幡)で開かれた。
2016(平成28)年から始まった大会は今年で6回目。大会を通して800年に及ぶ南部藩の歴史への興味喚起や地元愛の育成と乗馬人口拡大も目指す。来場者に少しでも歴史ロマンを感じてもらうことや、馬とのふれあいを楽しんでもらうことも狙う。
大会には多くの団体が協力。明治中学校の生徒によるボランティア隊が的係を担当した。同中学校生徒が主体の総合学習テーマ「歴史を通して地域で動く」調査とフィールドワーク結果発表ブースも出展した。今年からはあおば高等学院も大会補助やブースを出展。学生主体の次世代リーダー養成プログラム「Future Generations」も高校生ブースを出展した。「種差少年自然の家」も「遊具遊び体験」を開催。他にも「やぶさめ体験会」「弓矢体験」などが行われ大会を盛り上げた。
当日は雨が降る天気だったが、雨にも負けず馬も出場選手も勇ましい姿を見せていた。
各地で流鏑馬競技に参戦して10年以上のキャリアを持つ八戸弓馬会の寺尾俊光さんは「今まで流鏑馬の練習をしてきて、いかに馬を上手に乗りこなすか、練習の成果がどれだけ出ているかを見てもらいたい。年々応援してくれる方々や、イベントを手伝ってくれる方が増えている。これからもずっと流鏑馬八戸大会を続けていきたい」と話す。