電解水装置の製造販売業「アールテック」(八戸市江陽2、TEL 0178-51-9575)が青森県内の教育関係施設に除菌用の酸性電解水「スマートイオンレッド」を無償配布する取り組みを8月から行っている。
提供している酸性電解水は次亜塩素酸ナトリウムのおよそ80倍の除菌力を持つとし、アレルギー物質や残留物質を含まず安全性も認められているという。
同社では、新型コロナウイルス感染拡大が国内でも始まった昨年2月から継続的に、学校や福祉施設、公共施設など延べ352の事業所に酸性電解水を寄贈してきた。提供した電解水は、合わせて1740リットルに上る。
今回は、配布を8月22日から開始したところ県内の小中高校49校から要望があった。夏休み明け以降の学校での感染拡大が懸念される状況から、8月31日までだった期限を9月13日まで延長して対応している。
同社スマートライフ事業部課長の春日大生さんは「新型コロナウイルスとの先の見えない戦いが続く中、感染対策、地域の安心安全や子どもたちを守るために使ってもらえたら」と話す。
配布対象は青森県内の教育関係施設。1施設につき1箱10リットルを同社で引き渡す。申し込みは電話か同社ホームページ内のフォームで受け付ける。