開業25周年を迎えた「道の駅さんのへ」(三戸町川守田)の「開駅25周年祭」が11月3日、開かれた。
道の駅さんのへは1996(平成8)年4月に国土交通省からの指定を受け、11月に開業。2014(平成26)年4月から三戸町観光協会・三戸町商工会で構成する「道の駅さんのへ共同事業体」が運営している。国道4号に面し、三戸南部氏の居城であった三戸城跡も近く、地域観光や長距離ドライブの拠点として機能してきた。
同事業体として周年イベントを開くのは今回が初めて。施設には「開業25周年!!」と書かれたのぼりや、「おかげさまで25周年!これからも皆様とともに・・・」と書かれた横断幕が設置された。記念イベントとして、先着50人に野辺地産のホタテを進呈したほか、ヴァンラーレ八戸のキャラクター「ヴァン太くん」や同町出身の故馬場のぼるさんの代表作「11匹のねこ」のキャラクターなども駆けつけた。この他、同町で人気だというパン工房「加藤パン」をはじめ、同町の商店からの出店もあった。
来場者と関係者が「25周年おめでとう」と声を掛け合う姿も見られ、地域の観光振興の拠点は、お祝いのムードに包まれた。
道の駅さんのへ駅長の藤村立夫さんは「周年記念イベントの開催は私たちの念願だった。新型コロナの影響で昨年5月の大型連休は休業したが、その影響がまだ続いている。地域の皆さんには日頃から感謝している。これからもひいきにしてもらえたらうれしい」と話す。
イベントは1日限りだったが、27日から壁面や駐車場などにイルミネーションを設置する予定。イルミネーションの点灯は1月末ごろまで。