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八戸産のサバなどを使った「八戸発サバおでん」 料理人と大学研究室が連携し開発

八戸発サバおでん

八戸発サバおでん

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 八戸産のサバなどを使った「八戸発サバおでん」が完成し、11月初旬から八戸市内の飲食店2店で提供している。

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 八戸発サバおでんは、かつて「八戸前沖さば」のブランド立ち上げにも関わった「日本の味 俵屋」(八戸市城下)店主の沢上弘さんと、当時八戸大学(現八戸学院大学)に勤務し、現在は宮城学院女子大学現代ビジネス学部教授の石原慎士さんの研究室が連携して開発した。

 「八戸前沖さば」のさらなる魅力発信や普及と消費拡大を狙い、学生のアイデアや意見を参考に、手軽に食べられる「おでん」を発案、開発した。

 おでんの具は、八戸前沖さばのプレミアムブランドである銀鯖(ぎんさば)と、サバと相性のよいネギやセリなどの野菜を油揚げに包んだ「八戸前沖『銀鯖』のきんちゃく」をはじめ、石原さんの研究室が開発し、サバの中落ちを加圧処理して練り込んだ「鯖天」「鯖ちくわ」、県南地方に伝わる南部の堅豆腐「豆富天」、さらに「南部の堅豆腐のソフト凍(し)み豆腐」「国産大根」の6種類。スープはさば節粉をふんだんに使い、化学調味料を一切使わずに味を調え風味良く仕上げた。

 沢上さんは「コロナ禍を乗り越える中で、何か新しいものをと考えていた中で、また石原さんから提案を頂いた。うま味が詰まったおでんで、自信を持ってお薦めしたい」話す。石原さんは「地元のもの、東北のものにこだわったおでん。食材一つ一つの味を大事にしているので、素材本来の味を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 価格は880円(11月中は680円)。提供店舗は「日本の味 俵屋」と「サバの駅」(六日町)。テークアウトにも対応。

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