JR八戸線鮫駅周辺で年末年始恒例のイルミネーションが11月14日から行われている。
鮫駅のイルミネーションは今年で16年目。鮫地区の婦人団体「SWAT(スワット)の会」が最初にイルミネーションの飾り付けを行ったことをきっかけで始まった。現在では鮫青年会や子ども会なども加わり、地域の人々が支え合いながらイルミネーションの飾り付けを行っている。昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止になったため、2年ぶりの開催となる。
今年のイルミネーションには約1万個の電球を使用する。同駅のシンボルマークとなっているサメのモニュメントも電飾で彩られている。イルミネーションが点灯すると「わぁー」という歓声が上がり、近所に住む男の子がイルミネーションの中を駆け巡っていた。鮫駅を利用する学生は「今の時期は暗くなるのが早いので、明るく照らされていると安心する」とイルミネーションの明かりを見てほっとしている様子だった。
鮫地区子ども会の石田義人さんは「地域のみんなで飾り付けをしているが、素人ながら奇麗にできていると思う。イルミネーションの中も通れるようになっていたりサメのモニュメントにも飾り付けしていたりするところが特徴」と見どころを話す。鮫観光協会の中村忠次郎さんは「年越しの時は、遅くまでイルミネーションが点灯している。後方から蕪島神社の花火が見えるのでおすすめ。ぜひ、楽しみに来ていただきたい」と来場を呼び掛ける。
イルミネーションの点灯時間は17時~22時。期間は来年1月末までの予定。