伝統芸能を継承するために八戸市内で活動を続ける「チーム邦楽の時間」(大地球代表)が12月11日、デーリー東北新聞社6Fメディアホール(八戸市城下)で「伝統芸能の時間」を開催し長唄や落語を披露した。
「伝統芸能の時間」の開催は、昨年秋に更上閣(本徒士町)で開催して以来およそ1年ぶり。読者に文化活動に触れる機会の提供や地域のつながりを目的にデーリー東北新聞社が主催し、今回の公演を行った。
公演は午前と午後の2回行われ、およそ150人が来場した。長唄やかっぽれ、落語のほか、聞き馴染みのある「どんぐりころころ」などの童謡も取り入れ会場をにぎわわせた。
司会進行を務めた長谷部美智子さんは「コロナの中で開催できたこと、たくさんの方が来場してくれたこと、本当にありがたく思っている。マスク着用の上で声を上げて笑ったり、拍手をしてくれたり楽しんでもらえて大変うれしかった」と話す。
八戸市内から観覧に訪れた60代の女性は「生の唄や踊りはとても美しく、見入ってしまった。落語も大変面白かった。コロナ禍でなかなか外に出ることも厳しかったが、久しぶりに楽しい時間を過ごせた」と笑顔を見せていた。