地域の酒にまつわる資料を展示するコレクション展「酒」が現在、八戸市南郷歴史民俗資料館(八戸市南郷島守)で行われている。
同展は、同館が収蔵している資料を紹介することが目的で「酒」に関する資料およそ150点を展示している。
会場には、かつて島守地区で醸造していた「砂倉酒造店」の日本酒で「志波桜」や「嶋泉」の酒瓶やラベルを展示し南郷地区の歴史を振り返ってもらうほか、結納など婚礼の際に使用された「角樽」、とっくりやおちょこなど「酒」に関わるさまざまな資料を紹介する。戦時中の酒瓶ラベルも見どころの一つ。「進撃」や「必勝」などの文字が印刷され、当時の様子を感じることができる。
同館学芸員の中尻貴之さんは「普段、見ることができない資料をたくさん展示しているので、この機会に多くの方に見ていただければ」と来館を呼び掛ける。
開館時間は9時~17時。休館日は、月曜(第1月曜日と祝日を除く)、祝日の翌日(土曜・日曜・祝日を除く)。入館料は、一般150円、高校生・大学生100円、小中学生50円。3月21日まで。