八戸圏域地域連携ICカード「ハチカ」が2月26日、カードの販売とサービスの提供を開始する。
ハチカは八戸圏域を運行する路線バスの運賃支払いや定期券、交通ポイント付与といった地域独自のサービスが利用できるIC乗車券。Suica(スイカ)エリアで利用できる乗車券、電子マネーなどの機能を集約している。
ICカードの導入により、バス運賃の支払いがスムーズになるなど利便性の向上が見込まれる。
1月21日に行われた記者会見で、熊谷雄一八戸市長は「八戸圏域の人々がICカード『ハチカ』で八戸市営バス、南部バスをより一層利用してくれるようになれば」と期待を寄せた。
バス事業者の岩手県北自動車南部支社の高橋学支社長は「ICカードのハチカ導入は、街中での簡単チャージ、キャッシュレスで接触機会軽減、かざすだけでのスピード決済などのメリットがある。バス乗車時のほかにも、電子マネースイカとしてコンビニ、スーパーなど全国100万店以上で使える。ハチカが便利だとアピールしながら普及促進につなげていきたい。地域の足として愛されるバスであり続けるために、今後もさまざまな取り組みをしていく」と話す。
ハチカの販売価格は1,000円。3月末までに購入した先着3万人にバス運賃に利用できる交通ポイント500円分を付与する。ラピア(八戸市江陽)、はっち(三日町)のほか、両バスの定期券販売所でも販売を予定する。