八戸幼稚園の園児が8月24日、八戸市農業経営振興センター(八戸市尻内町)で農業体験を行った。
同センターでは食育の一環として、農業体験学習会を開いている。農作物を育て収穫する喜びを体験し、野菜に関心を持ってもらうとともに農業および食に対する理解を深めることを目的に、2005(平成17)年から毎年行っている。
この日は園児13人が同センター内の露地ほ場で、ダイコンの種まきとサツマイモほ場の草取りを行った。植えたダイコンは青首大根の代表的品種の「耐病総太」。草取りも皆で積極的に行い、たくさんの雑草を取り、サツマイモ畑はすっきりとした姿になった。
同センター農業体験担当の田茂竜児さんは「今年は天気があまり良くなく、サツマイモやダイコンの育ちが良くないのではと心配していた。子どもたちは楽しく草取りと種まきの体験をして、ありがたく思っている。これからも大きくおいしく育つよう、きちんと管理し、秋に皆で収穫できるのを楽しみにしている」と話す。
10月下旬には、今回草取りをした畑のサツマイモの収穫体験を予定している。