消防に従事する職員が意見を発表する「令和4年度 消防職員意見発表会」が11月22日、八戸消防本部で開かれた。
消防業務の諸問題に関する一層の知識の研さんや意識の高揚を図ることを目的に毎年開き、今年度で46回目。当日は八戸地域広域市町村圏から選抜された9人の消防職員が、職務を通じての体験、業務に対する提言や取り組むべき課題などについて、持ち時間5分以内で発表した。女性を含む20~30代の弁士のうち大半は20代前半で、若い感性で「SDGs」「バズる」などの言葉も盛り込み意見を披露した。
コロナ禍で着用せざるを得ないマスクがもたらすコミュニケーション不足に対する対応策を述べた八戸消防署尻内分遣所消防士藤田晃平さんの「失われた55%」が優秀賞を、三戸消防署消防士長吉田航太さんの「消防官の命」と八戸東消防署消防士長田中佑弥さんの「誰も取り残されない」が努力賞を、それぞれ受賞した。
優秀賞受賞の藤田さんは、令和5年2月3日金曜日に弘前市で開催される「青森県消防職員意見発表会」の八戸消防本部代表として出場する。