来年の干支(えと)「卯(う)」に合わせウサギに関する資料を展示する新春ミニ企画「えと展 うさぎ」が12月3日、八戸市博物館(八戸市根城)で始まった。
干支にちなんだ「えと展」は2015(平成27)年の未(み)年から開催。特別展示室には、同館が収蔵しているウサギに関連する資料75点を展示。全国各地のウサギの郷土玩具や江戸時代の書物のほか、60年前に「卯年」だった1963(昭和38)年の資料から「今淵コレクション」、同年に作られた「鉄腕アトム」の子ども用着物なども展示している。
同館学芸員の山野友海さんは「ウサギは月で餅つきしたり、波と合わせて風流を楽しんだりと古くから登場する身近な存在。白うさぎは神の使いと信じられ、フワフワでかわいらしいが、カチカチ山など昔話では怖い存在として語られている。普段なかなか見られない貴重な資料をぜひ、友達や家族と楽しんでほしい」と来館を呼びかける。
2023年で開館40周年の節目を迎えるのに合わせ、同館では「ウサギにあやかり、力強く『飛躍』『向上』できる年になるよう、務めていく」という。
開館時間は9時~17時。入館料は、一般=250円、大学生・高校生=150円、中学生・小学生=50円。八戸市内の小中学生は無料。1月15日まで。