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「の」の字が目印の海鮮丼「のっけろ丼」 八戸・浜市場みなとっとが提供開始

浜市場みなとっとの食堂「鮮八」で提供する「のっけろ丼」

浜市場みなとっとの食堂「鮮八」で提供する「のっけろ丼」

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 八戸港に水揚げされた魚介類や水産加工品を販売する「浜市場みなとっと」(八戸市湊町)が4月27日、来店客が自由に鮮魚を選んでオリジナルの海鮮丼を作ることができる「のっけろ丼」の提供を始める。

店内には「のっけろ丼」専用のネタを用意

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 併設する食堂「鮮八(せんぱち)」のリニューアルに伴う新メニュー。買い物かごの代わりにざるを手にし、鮮魚を販売する店内を巡りながらネタを選ぶ。「鮮八」で好みの量の白米または酢飯、汁物などのサイドメニューを注文し、白米・酢飯にネタを自由にトッピング。「の」の字の模様が入った「なると」を載せて完成させる。テイクアウトも可能。

 21日に開かれた試食会では、同店を運営する八戸みなと漁協に所属する漁業者らが出席。自分好みの海鮮丼を作り、味わった。同店副店長の大山知希さんは「地域の漁業者の持ち込んだ魚を積極的に取り扱っていく」と話す。同店では、地域と連携し新鮮なネタを提供していく。

 大山さんは「一番出したかったのは漁師感」といい、港町八戸の風情の中で漁師の気分を味わってもらおうと、ざるにネタを取るスタイルにした。「の」の字の「なると」は「のっけろ丼」の頭文字をイメージ。他店の海鮮丼と差別化を図ろうと、黒に白で「の」の模様が入った焼津水産化学(静岡県焼津市)の「なると」を選んだ。同店では、「SNSに載せて、楽しんでほしい」と呼びかける。

 店内にはSNSに投稿された「MYのっけろ丼」を展示するコーナーも。今後は、SNSの書き込みなどを反映させて新しい丼メニューを提供していくことも視野に入れる。「ゲーム感覚で宝物を見つけるように、新鮮なネタを楽しく選んでほしい」と大山さん。

 ネタは一人前70円~300円。白米=150円~660円。汁物=160円~300円。食堂の営業時間は10時~14時。火曜・水曜定休。

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