八戸市中心街の「八戸屋台村みろく横丁」(八戸市三日町・六日町)で5月19日、「大のり巻き大会」が開催された。
八戸屋台村みろく横丁は同市中心街に位置し、小規模の飲食店26店が軒を連ねる。市民や観光客からの人気も高く、全国の街づくり・飲食業者からの視察も多い。
同横丁の通路を舞台に80メートルの大のり巻きを市民とともに作り上げる同大会。大のり巻きの材料はトータルでノリ470枚、ご飯120キロになり、普通の太巻き470本分に相当する。のり巻きとなる材料の、ノリ、しゃり、具などは各店が3メートル分用意した。各店ごとに材料も工夫を凝らし、太巻きによく使われる卵焼きキュウリなどのほか、イカ、肉類なども使った。
開始の合図に合わせ、400人以上の参加者が一斉に「のり巻き」を巻き始め、巻き上がった「のり巻き」を高く上げ全員で完成を祝った。
同イベント担当者で同横丁「わらじ」店主の二ノ久保勝寿さんは「大勢の人に集まっていただき、手袋や容器など400人分用意していたが全て無くなった。毎年やっているが、東日本震災以降で一番の人出だった」と多数の参加を喜び、「さらに多くの人に八戸屋台村みろく横丁を知ってもらったり親しみを感じてもらったりすればうれしい」とも。
市内から家族と参加した北村美紀子さんは「人垣ができていたので、よく分からないままに寄ってみた。太巻きをもらえたのでラッキーだった」と笑顔で話していた。