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八戸・青森で「八戸前沖ふぐ福まつり」 天然トラフグを統一価格で

八戸前沖のフグと刺し身

八戸前沖のフグと刺し身

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 八戸近海で水揚げされた天然トラフグを提供する「第10回八戸前沖ふぐ福まつり」が5月10日、八戸市と青森市で始まった。

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 八戸市内の日本料理店の有志で作る「八戸日本料理芽生(めばえ)会」が主催。4月~6月に水揚げされる天然トラフグは「地元ではあまりなじみがない」といい、「大間まぐろ」「八戸前沖さば」同様にブランド化を図り地産地消につなげようと、2014(平成26)年から毎年開催。今回で10回目。同会は5月29日を「八戸ふぐの日」に制定し、PRを図る。

 5月8日は関係者が熊谷雄一八戸市長を表敬訪問。同会のメンバーは「今年のフグは水揚げが少し遅れ気味だが、福まつりに合わせ、これから最盛期を迎える」と報告した。

 イベントには、八戸市から8店、青森市から2店の計10店が参加。「ふぐお手軽コース」(6,600円)、「八戸ふぐ福コース」(8,800円)、「たら福コース」(1万1,000円)の統一価格のコースと、一部店舗では独自の内容・料金で提供する「オリジナルコース」を用意。家庭でも楽しんでもらおうと、宅配用のコースも用意する。

 「八戸ふぐの日」の5月29日には、「八戸前沖ふぐを愉(たの)しむ夕べ」を八戸パークホテル(八戸市吹上1)で開く。コース料理の提供や会員店が屋台を出店。同会で開発した新メニューの提供も。10回目を記念し、フグ料理の本場とされる福岡県の「博多い津み(はかたいずみ)」の総料理長を招いた企画も用意。18時開演。料金は1万8,000円。

 同会の竹中会長は「フグという食文化を八戸に根付かせるために、われわれが中心となって八戸の新たな食文化の歴史を作っていきたい。あと10年・20年、フグの水揚げがある限り継続していきたい」と意気込む。

 予約は各店で受け付ける。6月24日まで。

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