青森県立八戸高等支援学校(八戸市鮫町)産業科の生徒が運営するカフェ「カフェ854(はちこうし)」の本年度の営業が5月26日、始まった。
営業は授業の一環で、調理や接客を生徒が行う。カフェの運営とおもてなし体験を通して、就労に向けた実践的な態度や人との関わり方を学び、コミュニケーションの力や社会性を身につけることを目的に取り組む。
パンやスイーツは全て生徒が手作りしたもの。「ロールパン」「854パウンド」(以上100円)、「バスチー」(150円)を提供。コーヒー、紅茶、ジュースなどのドリンクは全て100円。同店お薦めは「ソーセージパン」(100円)。「ジューシーなソーセージを挟んでいる」という。サンライズベーカリー(小長根)の指導を仰ぎながら、オリジナルパンの開発も進める。
昨年は感染対策として席数を減らして営業していたが、今年は2人がけ、4人がけ、6人がけなどを用意。約35席を設けた。生徒らは笑顔で接客活動に取り組み、地域の憩いの場として根付かせようと意気込む。
2年の佐藤佳歩さんは「接客の練習をして声が大きく出るようになり、以前よりコミュニケーション力がついたと思う。今後も笑顔のあいさつを心がけ、周囲をよく見て、お客さまのために自分から進んで動きたい」と話す。
営業は、5月26日・6月30日・7月14日・9月1日=13時~15時、11月16日・12月15日・2月2日=12時~15時。「八高支祭」が行われる10月14日も営業。