歴史的建造物にキッチンカー・飲食店が出店する食のイベント「更上閣ガーデンレストラン」が6月8日~6月11日、更上閣(八戸市本徒士町)で開かれた。
更上閣は1897(明治30)年ごろから大正時代にかけて建築・改築された近代和風建築の邸宅で、現在は国の登録有形文化財に指定されている。
イベントは同施設をさらに知ってもらい、活用してもらう目的で行う。昨年10月に初めて開催。好評だったため、2回目の開催に至った。
八戸市中心街の飲食店によるテント販売、キッチンカーでの販売を実施。今回は日替わりで12店が出店した。初日の8日は11時の開店からにぎわいを見せ、弁当やサンドイッチは早々に完売した。天候に恵まれ気温が高いこともあり、ドリンク類やかき氷、パフェなどにも列ができた。
買ったものをその場で食べられるようにと、敷地内に椅子とテーブルを設営。「にぎわい広場」や風情豊かな日本庭園の中庭でランチを楽しむ人の姿も多く見られた。
10日は、更上閣・八戸ポータルミュージアムはっち・八戸市美術館を会場にした夜のイベント「ヨルニワ」も開催。キッチンカーや飲食屋台と共に音楽イベントを行い、食と音楽で八戸の街を盛り上げた。
八戸市文化創造推進課の大西伸一郎さんは「コロナ禍が落ち着いてきたこともあり、さまざまな団体が活動を頑張っているので市もイベントを頑張っていきたい」と話す。
今後、更上閣ガーデンレストランは10月11日~14日、ヨルニワは10月14日に開催予定。