青森・岩手の伝統工芸品を展示・販売する「八食工芸展」が10月6日、八食センター(八戸市河原木)市場棟催事ホールで始まった。
八食センターが初めて企画。青森・岩手の15工房から工芸品を集めた。南部からは八戸の「南部菱刺し」「八幡馬」、岩手県の「南部鉄器」、津軽からは「津軽塗」「津軽びいどろ」など。
10月6日、工芸品の体験ブースでは、津軽金山焼のコースター作りの体験会を行った。参加者はリンゴや葉の模様の型を押したり竹串で文字を書いたりして、オリジナルのコースターを制作。八戸市から家族で訪れた野田口樹音さんは、今月で1歳を迎える娘・心(こあ)ちゃんの手形・足形のコースターを作り「1歳の記念になると思い参加した。出来上がったら家に飾りたい」と笑顔を見せた。期間中には、八戸焼のろくろ、八幡馬の絵付け、わにもっこのスプーン作りなどの体験会も開く。
今後は同イベントの定期開催を目指す。イベントを企画した八食サービスエイトの大澤次郎店長は「八食センターは食のイメージが強い。新たな強みとして工芸作家が制作した工芸品にも目を向けていきたい」と話す。
開催時間は9時~18時。10月11日休催。10月15日まで。体験会の参加申し込みは同センターのウェブサイトで受け付ける。