ブランド牛「八戸毬姫(まりひめ)牛」を肥育するいちかわファーム(八戸市市川町)で10月23日、むつみ幼稚園(十一日町)の園児による牛の餌やり体験が行われた。
市川ファームは2020年に独自ブランド牛「八戸毬姫牛」を立ち上げ、現在、約1200頭を肥育している。餌やり体験は、普段子どもたちが食卓で食べている牛肉がどのように育てられているのかを知り、命の大切さを学んでもらうことを目的に行った。
この日、大きな牛を前にした園児は初め怖がる様子を見せたが、慣れてくると積極的に牛に餌を与え、自らの手から餌を食べる牛を見て喜んでいた。翌日の給食では毬姫牛を使った料理を試食したという。
同ファームの市川広也代表は「子どもの視点からの質問もあり、自分の方が勉強したし、成長にもつながった。餌やりを楽しんでいる子どもたちを見ると幸せな気持ちになる」と話す。