白銀台保育園の園児が10月24日、八戸市農業経営振興センター(八戸市尻内町)を訪れ、サツマイモ、ダイコンの収穫を体験した。
同センターでは2005(平成17)年から、食育の一環として市内の幼稚園、保育園に通う園児を対象に農業体験学習会を開いている。農作物を育て、収穫する喜びを体験し、農業、食に対する理解を深めてもらうのが狙い。
この日参加した45人の園児は春、夏に自分たちで植え付けたサツマイモ、ダイコンを収穫した。土を深く掘り紫色のサツマイモを丁寧に掘り出すと「見て見て」「取れたよ」と歓声を上げた。ダイコンは園児の背丈まで成長したものもあり、大人の手を借りながら懸命に引き抜いた。収穫した野菜は家族への土産として持ち帰った。
年長児の大橋稜ちゃんは「(収穫は)暑かったし、きつかった。ダイコンはみそ汁にして食べたい」、年長児の深川華代ちゃんは「楽しかった。サツマイモは天ぷらにして食べたい」と笑顔を見せた。
同センターの中山貢副参事は「昨年よりサツマイモは収量が多いし、実も大きい。ダイコンも昨年と同様でまずまずの出来。これからも園児たちへの農業体験学習会を継続していきたい」と話す。