来年のえと「辰(たつ)」に関する資料を展示する新春ミニ企画「えと展たつ」が12月9日、八戸市博物館(八戸市根城)で始まった。
同館で所蔵する資料の中から、脇差しやかぶと、書物など、竜や辰にちなんだ95点を展示。学芸員の山野友海さんは「普段見られないような資料も展示している」と話す。十二支に関する資料も展示する。
企画の一環として、11日は市民から預かったぬいぐるみが館内を「探検」する「ぬいぐるみおとまり会」を行った。今回は辰年にちなんで参加者から預かった竜のぬいぐるみ10体が同館のバックヤードや展示室を巡る様子を撮影。12日はぬいぐるみを預けた参加者が引き取る「お迎え」が行われた。撮影した写真は同館のSNSで公開する。山野さんは「博物館は真面目に見ないといけない施設ではない。ぬいぐるみをきっかけに気軽に博物館に来てほしい」と話す。
山野さんは「圧倒的な力を持つ竜。人ではどうにもならない力を神と呼び、竜の強さにあやかりたいと好んでさまざまなものに使われた。展示品のどこに竜がいるのかを、楽しみながら見つけてほしい」と呼びかける。
開館時間は9時~17時。入館料は、一般=250円、大学生・高校生=150円、中学生以下無料。1月14日まで。