八戸のコミュニティ放送局BeFM(ビーエフエム)の局員が高校生・大学生にラジオ番組の制作を指導する「はっち放送部」の収録作業が1月8日、八戸ポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)で行われた。
同局と同館が連携して取り組む「はっち放送部」。昨年8月から、ラジオ放送や情報発信に興味のある高校生5人、大学生1人が参加し、ラジオ番組の制作に取り組む。同局の局員が番組制作の流れ、ミキサーやマイクなどの機材の操作方法、編集のコツなどを指導している。
学生たちは話し合いを重ね、「学校と中心街の今と昔」をテーマにしたラジオ番組を企画。2つのグループに分かれ、街頭インタビューと同館の放送スタジオでの収録に取り組んでいる。この日は、学生時代を八戸市中心街で過ごしたという市民を同館の放送スタジオに迎え、「今と昔の違い」を語り合った。
「募集チラシを見て自分の将来に役立てたいと思い参加した。収録だけでなくゲストの選定など、番組の企画が楽しく勉強になった」と番組の収録に臨んだ東奥学園高等学校(青森市)1年の橋本心美さん。番組の編集作業を担当する八戸高等学校(八戸市長者4)1年の北澤友美さんは「放送部でラジオドラマの制作をしてきたが、インタビューは雰囲気が違って新鮮だった。ゲストから楽しい話が聞けたので、リスナーにも楽しさが伝わるように編集したい」と話す。
今後は編集作業や「告知CM」の制作を行う。番組やCMは3月、同局で放送する。