みそ・こうじの製造を手がける「森田麹味噌(こうじみそ)店」(南部町苫米地)が現在、冬季限定のアイスを販売している。
1887(明治20)年から営業する同店。小田桐俊亮さんが5代目店主だった父の「アイスクリームを作りたい」との遺志を受け、独学で自家製アイスの開発に取り組み、昨年7月から塩・こうじ・米を使った「三五八(さごはち)アイス」、米みそ・アーモンドなどを組み合わせた「みそアイス」を製造・販売している。冬季限定で「三五八アイス・ごま」「みそアイス・ラムレーズン」を発売した。
三五八アイス・ごまは、ミルクの甘さや漬け物のもととなる三五八のほのかな塩味のあるアイスに、すり黒ごまを加えた。みそアイス・ラムレーズンは、ラム酒に2日間漬けた自家製のラムレーズンを使い、みその風味、塩味、アーモンドの香りとの組み合わせを楽しめるようにした。小田桐さんは「みそアイス・ラムレーズンはウイスキーにも合う。三五八アイス・ごまは子どもから年配の人まで食べやすい。どちらも甘こうじを使っている。香りを楽しんでほしい」と話す。「今後はお茶や野菜を使ったアイスも考えている」とも。
価格は各300円。同店のみで扱う。営業時間は9時~18時。月曜・火曜定休。冬季限定商品の販売は3月下旬まで。