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八戸市博物館で「えんぶり展・ひな人形展」 北陸地方の郷土雛も

えんぶり展の会場

えんぶり展の会場

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 八戸地方に伝わる伝統芸能「えんぶり」とひな人形を紹介する特別展「えんぶり展・ひな人形展」が現在、八戸市博物館(八戸市根城)で開かれている。

ひな人形展に展示する人形

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 八戸の冬を彩る伝統芸能の祭り「八戸えんぶり」の開催に合わせた同館の恒例企画。「えんぶり展」では、えんぶりに関する主な行事、演目、歴史などを取り上げ、えんぶりの奥深さや多様さを紹介する。各えんぶり組の紋が入った資料や太夫のかぶる烏帽子(えぼし)、おはやしで使う楽器や衣装を展示。古いものは、明治時代中期の道具や資料、最新のものは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で八戸えんぶりが中止になった2021年に使われる予定だった「えんぶり奉納順番札」を並べた。

 えんぶりの展示を担当する学芸員の小林力さんは「えんぶりを初めて見る人もすでに知っている人も楽しめる展示になっている」と話す。

 ひな人形展では、毎年展示しているという「享保雛(びな)」「古今雛」などの古いひな人形のほか、新潟県、富山県、石川県、福井県など、同館所蔵の北陸地方の郷土びな、郷土人形を並べた。江戸時代から現在までのひな人形の変化を見ることができるという。

 ひな人形展を担当する学芸員の山野友海さんは「時代によってひな人形の数や表情が違うのも見どころ。通常のひな人形の展示だけではなく、博物館資料の中から『ひな人形』に関連のある資料も見てもらえる展示になっている」と話す。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=250円、高校生・大学生=150円、小中学生=50円(八戸市内の小中学生は無料)。3月10日まで。

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