「AOMORI GOKANアートフェス2024」が現在、青森県内の美術館・アートセンター5館で開かれている。
八戸市美術館(八戸市番町)、十和田市現代美術館(十和田市)、弘前れんが倉庫美術館(弘前市)、青森県立美術館、青森公立大学国際芸術センター(以上、青森市)がそれぞれの特色を生かし、異なるアートプロジェクトや企画展を実施。各施設の取り組みや展示、県内の観光を楽しんでもらおうと企画した。
八戸市美術館では写真、版画、絵画、ダンス、空間表現などに取り組む八戸在住の5人のアーティストが来館者と協力して作品を制作するアートプロジェクト「エンジョイ!アートファーム!!」(9月1日まで)、十和田市現代美術館では4人のアーティストが人間と自然の関係性を表現した作品を紹介する企画展「野良になる」(11月17日まで)を、それぞれ行う。
5館の企画を観覧できるチケット、周辺地域の観光情報を掲載したガイドブック、スタンプラリーの台紙などをセットにした「公式ガイドブック付き5館周遊チケット」(3,700円)をオンラインで販売。ガイドブックの巻末では「公共交通と徒歩で八戸市1dayプラン」「ほぼ公共交通で5館を巡る アート×ご当地グルメ2泊3日プラン」など、5館の周辺地域での滞在を楽しむための観光スポットや日程を紹介する。
同フェスのオリジナル商品として八戸製氷冷蔵(八戸市白銀1)が製造する「りんごサイダー」(540円)も販売する。瓶にプリントしたリンゴの絵のデザインは、弘前市出身のイラストレーター工藤陽之さんが手がけた。
八戸市美術館学芸員の平井真里さんは「『5館周遊チケット』を使うとお得に巡ることができる。八戸市美術館だけでなく、5館を訪れてほしい」と呼びかける。