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マリエントで「水の中の三社大祭」 海の生き物で祭りの表情を再現

八戸三社大祭の山車をイメージした展示スペース

八戸三社大祭の山車をイメージした展示スペース

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 八戸の夏を彩る祭り「八戸三社大祭」の開幕を前に、八戸市水産科学館マリエント(八戸市鮫町)で現在、企画展「水の中の三社大祭」が開かれている。

八戸沖で取れたネズミフグ

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 八戸三社大祭を盛り上げようと開く恒例企画。円筒状の水槽を中心に3つの水槽を配置し、祭りで運行される山車を表現した。祭りに参加する郷土芸能や山車の装飾を連想させる名称、形の生物を紹介する。

 円筒状の水槽には、東日本では生息していないとされる「ネズミフグ」を展示。昨年八戸沖で取れたという。両脇の水槽には山車の装飾をイメージし、鮮やかな模様が特徴の「キリンミノカザゴ」、山車に載る武者人形のかぶとの形を思わせる「コンゴウフグ」を展示する。

 赤と白のまだら模様が特徴の魚「コメット」は、祭りの「お通り」「お還(かえ)り」の最後尾に登場する「華屋台」に見立てた。このほか、「虎舞」「高館駒踊り」などの郷土芸能を、「トラザメ」「ウィーディ・シードラゴン」でそれぞれ表現した。

 同館スタッフの中屋敷一刀さんは「今年は水槽のスケールを上や横に広げたり、ちょうちんや花笠(はながさ)の飾り、魚の模型などを取り入れたりして規模を大きくした。八戸三社大祭の雰囲気や華やかな山車をより表現できていると思う。パワーアップした展示を楽しんでほしい」と呼びかける。

 開館時間は9時~18時。入館料は、一般=300円、高校生=200円、小・中学生=100円、65歳以上=150円、未就学児無料。8月31日まで。

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