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八戸市美術館で体験型アート作品「元気炉」展示 初日はイベントも

ライトアップされた「元気炉」(写真提供=八戸市美術館)

ライトアップされた「元気炉」(写真提供=八戸市美術館)

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 体験型アート作品「元気炉(げんきろ)」の展示が8月18日~21日、八戸市美術館(八戸市番町)で行われる。

過去の展示の様子(写真提供=八戸市美術館)

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 ドローイング、インスタレーション、映像などを使った作品を手がけるアーティストの栗林隆さんが制作した「元気炉」は、高さ約5メートル、直径約6.5メートルの「原子炉の形」をしたアート作品で、蒸気と薬草の香りを充満させた構造物の中に入って空間を体感する作品となっている。

 青森県内で展開している「AOMORI GOKAN アートフェス2024」の一環として現在、青森県立美術館(青森市)を皮切りに、国際芸術センター青森(同)、八戸市美術館、十和田市現代美術館(十和田市西二番町)、弘前れんが倉庫美術館(弘前市)で巡回展示している。

 八戸市美術館では蒸気と薬草による演出を行わず、展示スペースを暗くし、ライトアップして展示する。初日の18日は、音楽イベント「AOMORI GENKI-RO Trip at 八戸市美術館」を行う。館内にバーを設け、ハーブを使った酒を飲みながら鑑賞できるようにする。映像作家の志津野雷さんが制作した映像作品の上映や、音楽家の辰田翔さんと八戸の郷土芸能がコラボレーションしたライブ、飲食ブース出店なども予定する。開催時間は19時~21時。入場無料。

 同館学芸員の平井真里さんは「『元気炉』にはハーブの香りが漂う。八戸市美術館では、ほかの会場とは異なり、蒸気による演出を行わずに造形として楽しんでもらう。18日は、音楽、食、酒と、作品鑑賞を楽しんでほしい」と話す。

 開館時間は10時~19時。観覧無料。火曜休館。

 十和田市現代美術館での展示は8月24日・25日。

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