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イトーヨーカドー八戸沼館店、最後のオリジナルカプセルトイ 来店客の声で

カプセルトイを手に笑顔を見せるイトーヨーカドー八戸沼館店の鍬田明美店長

カプセルトイを手に笑顔を見せるイトーヨーカドー八戸沼館店の鍬田明美店長

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 イトーヨーカドー八戸沼館店(八戸市沼館4)が8月31日で閉店するのを前に現在、イトーヨーカ堂のロゴマークをあしらったカプセルトイが期間限定で販売されている。

「イトーヨーカドーありがとうカプセルトイ!!」の一例

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 1998(平成10)年3月12日のオープンから26年の歩みに幕を閉じる同店。閉店の記念になる商品が欲しいという来店客の声を受け、8月7日、「イトーヨーカドーありがとうカプセルトイ!!」(500円)の販売を始めた。

 カプセルトイはキーホルダータイプの5種類。アサヒ印刷(弘前市)が製作した。イトーヨーカ堂のロゴマークや「Ito Yokado」「イトーヨーカドー」の文字をあしらった。同社のロゴマークに初めてハトのシルエットが使われた1958(昭和33)年から1964(昭和39)年当時のロゴマークをプリントしたカプセルトイも用意した。

 同店の鍬田明美店長によると、販売開始以降、家族連れのほか、高校生が買い求めることもあるという。

 同店では2022年12月、弘前店で同8月から販売する「ご当地カプセルトイ」の八戸版の販売を始めた。アサヒ印刷の協力を得て、「スタミナ源タレ」「なかよし」などの食品や、蕪嶋神社、八食センターなどの観光名所、八戸三社大祭の山車、青森の地酒「陸奥八仙」のロゴやボトルをかたどったカプセルトイを企画・販売してきた。カプセルに詰める作業は全て、同店の店員が手作業で行ってきた。「イトーヨーカドーありがとうカプセルトイ!!」は、同店と弘前店で販売したオリジナルのカプセルトイが好評だったことを受け、2025年度までに閉店を予定する全国の33店で販売するという。

 アサヒ印刷の漆澤知昭社長は「鍬田店長の感性で、今までにないご当地カプセルトイを開発してきた。鍬田店長が今後、青森を離れても、新しいカプセルトイをひらめいたら、ぜひ協力したい」と話す。

 鍬田店長は「買い求める家族連れのお客さまの後ろ姿から幸せそうな空気を感じた。八戸観光の最後に立ち寄って買い求める人もいた。カプセルトイの販売によって、ご当地の商品を扱っている店と認識してもらえたことがうれしかった」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~20時。

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