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八戸市美術館の壁面で映画「ファンタジア」の投映 白マドの灯が企画

壁面に投映される映像に見入る市民

壁面に投映される映像に見入る市民

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 映画「ファンタジア」が9月6日、八戸市美術館(八戸市番町)の壁面に投映された。

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 主催は映画上映会の支援に取り組む団体「白マドの灯(あかり)」。投映は、日常生活の中で映画を楽しんでもらおうと取り組む企画「街の灯(あかり)プロジェクト」の一環。

 投映は事前の告知をせずに行った。日没を過ぎた18時ごろ、青森県道23号沿いの壁面に「魔法使いの弟子」に扮(ふん)したミッキーマウスがクラシック音楽に合わせて動き回る姿が浮かび上がると、足を止めて見入る歩行者や、車の窓から横目で見る人、広場のフリースペースに腰かけて見入る人の姿があった。

 同企画は、著作権の保護期間が終了した「パブリックドメイン」の映画作品を、上映権を有する代理店などから提供を受けて行う。7月5日は「ローマの休日」を試験的に投映。8月下旬までに複数回投映することを予定していたが、雨の影響でいずれも中止していた。今後は10月11日、25日の日没後、「キング・コング」の投映を予定する。

 同団体の上平美紀さんは「通勤路になっている美術館前で映画を投映することで、普段の生活の中に映画が存在するという豊かさが出せると思い実施した。将来的には街のいろいろな場所に投映する映画祭ができたら面白いと思う」と話す。

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