八戸市で三陸復興国立公園・種差(たねさし)海岸の風景を小型船から楽しむ「種差ぐるっとクルージング」が7月6日、始まった。
クルージングは深久保漁港(八戸市鮫町)発着。同漁港を出発し、淀の松原、種差天然芝生地付近を経由し、高岩展望台付近で折り返し、白浜海水浴場を経由し葦毛(あしげ)崎展望台付近で折り返し、同漁港へ戻る8の字のルートを約40分かけて運航する。タイミングが合えば、JR八戸線の走行車両も船上から眺めることができる。
クルージングは、種差海岸が三陸復興国立公園へ5月に指定されたのを機に、同海岸や付近の名所のあらたな魅力を楽しんでもらおうと八戸市が主催。運航や窓口は、発着所にもなっている深久保漁業生産部会(鮫町)が行う。
窓口となっている同部会の深川修一会長は「船上から種差海岸を見ることで、今までとは違う種差海岸の魅力を知ってほしい。波の状況にもよるが、岩場に近づくのは迫力がある。白岩や地獄穴も陸からよりもよく見える」と参加を呼び掛ける。「当日でも乗船できるが、定員10人なので予約や確認が確実」とも。
運航日は7月・8月の土曜・日曜・祝日。出航は9時30分、11時、12時30分、14時の4回。運賃は、中学生以上=1,200円、小学生以下=600円。問い合わせは同部会(TEL 0178-38-2080)まで。