八戸の企業や団体の仕事・取り組みを体験しながらSDGsを学ぶイベント「SDGsとまちのしごと体験パーク」が10月20日、八戸まちなか広場「マチニワ」(八戸市三日町)で開催された。
八戸商工会議所(堀端町)青年部と八戸市が、八戸に拠点を置く企業や団体の「まちのしごと」が地域に果たす役割を子どもたちに知ってもらうことを目的に開く。昨年に続き2回目の今回は、約30の地元企業や団体、高等教育機関が出展し、大勢の家族連れでにぎわった。
会場を訪れた子どもたちは、フラワーアレンジメントや住宅VR(仮想現実)、油圧シャベル操作、ヘアーメーキング、エステ、廃材を使ったものづくり、ペイントアートなどで、出展する企業や団体の仕事・取り組みを体験。企業の団体の地域における役割を学び、理解を深めた。
会場には地元食材を使った飲食ブースやキッチンカーも設置。八戸ワイン、八戸ムール貝の酒蒸し、川がにすいとん、サバを使ったクロワッサンのほか、八戸学院大学(美保野)に通う学生が開発した「はちがくスムージー」などを提供した。
イベントを企画した同会議所青年部ビジネス活性化委員会委員長の工藤大地さんは「地元の企業が日々取り組んでいることが、SDGsや街の活性化につながっている。企業の役割や地域貢献の取り組みを地元の子どもに伝えていきたい」と話す。