八戸・館鼻漁港で8月18日に行われる「種差海岸 三陸復興国立公園指定記念 第33回八戸花火大会」の模様を地元のコミュニティーFM「BeFM(ビーエフエム)」(八日町)がラジオとユーストリームで生中継する。
同局では以前より同花火大会をラジオで生中継していたが、3年前からユーストリームとの同時中継を開始。ラジオの送信区域である八戸区域での音声のみの中継から、配信区域は大きく広がり映像表現も伝えられるようになった。
同局のユーストリーム花火大会中継は、ラジオと同時中継でパーソナリティーやゲストのトークや花火の解説も楽しめる点が特徴。「コミュニティーFM局で、このような取り組みは珍しいのでは」と同局担当者
回を重ねるごとにユーストリームの視聴者も増え、昨年は延べ視聴者数が1万人、同時視聴者数は1000人を突破した。番組視聴者のツイッターなどからのメッセージの書き込みも増え、視聴者同士がコミュニケーションを取る姿も見られる。
中継のユーストリーム部分は、地元のクリエーティブユニット「Tripod Studio」の技術協力を得ている。中継のカメラを担当する同ユニットの齋藤亨さんは「最初のころは花火の打ち上げのタイミングとカメラを合わせるのに苦労した。昨年まで2台のカメラで運用していたが、今年はカメラを1台増やし3台体制で挑む。さらに上のレベルの表現で伝えたい」と意気込む
番組でパーソナリティーを担当する同局の小泉亮さんは「八戸の花火大会は会場から離れた高台や自宅などで楽しむ方がとても多いのが特徴、そうした特性とラジオやユーストリームはマッチしているのでは。4年目になるユーストリーム中継は全国各地や海外の方から視聴いただいている。リアルタイムな情報を伝え、まるで会場にいるかのような臨場感を届けたい」と話す。「今年もたくさんのメッセージや書き込みをお待ちしている。ハッシュタグ『#8hanabi』を付けて、つぶやいてほしい」とも。
番組は18時30分から。ユーストリームのチャンネルは同局のホームページやツイッターからリンクされる。