
旧小舟渡小学校の校舎をリノベーションした体験交流施設「SakaZuki BASE cominato(サカズキベースコミナト)」(階上町道仏)が6月1日、開業した。
八戸で学習塾を経営するSakaZukiが運営する同施設。2021年3月に閉校した同校の校舎を5年契約で階上町から借り受け、クラウドファンディングで集まった資金を活用するなどして1年かけて改装した。
「地域の『やってみたい』をかなえる拠点」として、体育館や教室を改装した複数のレンタルスペースを備える。カフェやヨガスタジオを常設するほか、校庭をキャンプ場として貸し出したり、週末には居酒屋を開いたりし、多様な交流の機会を設ける。教室を活用した学習塾も開く。
同日行われたオープンイベント「サカズキ祭」では、廊下にアクセサリーや似顔絵などを展示販売するブースが並び、カフェブースは大勢の人でにぎわいを見せた。犬との交流スペースでは、犬に恐る恐る手を伸ばす子どもの姿も見られた。体育館では、オープニングセレモニー、武術太極拳の披露、けん玉パフォーマンス、クラシックコンサート、ヒーローショーなどが行われ、開業に花を添えた。
SakaZukiの和泉馨社長は「カフェ、塾、ヨガスタジオ、キャンプ場など、さまざまな使い道がある。すぐ隣には小舟渡海岸が広がり、ロケーションも最高。人と人、夢と未来を、つなげていきたい」と意気込む。