
イワナとヤマメを放流するイベントが7月1日、五戸町内の五戸川沿いで行われた。
五戸川流域の自然環境を守ろうと、五戸町や青森県三八県民局で作る「魚にやさしい五戸川の環境づくりを進める会」が2008(平成20)年から取り組む。今回は町内から、くらいしこども園(五戸町倉石)、みゆき保育園(狐森)、江渡幼稚園(古堂後)の園児47人が参加。川原町地区と倉石地区に分かれ、体長8センチほどのイワナとヤマメの稚魚約4000匹を放流した。
参加した子どもたちは稚魚が入った小さなバケツを重たそうに持ち「せーの」の掛け声で一斉に放流。稚魚が川を泳いでいく様子に「元気に育ってね」と手を振った。参加した園児は「楽しかった、またやりたい」と声を弾ませた。
同会の川村秀夫会長は「魚が生息できる五戸川の環境を守っていきたい。放流体験を通じ、子どもたちの川をきれいにする心が育てばうれしい」と話す。