
ロックフェス「TOWADA ROCK FESTIVAL 2025」が9月14日、道の駅とわだ(十和田市伝法寺)で開催された。
「音楽の鳴り響く魅力あるまちづくり」がテーマの同イベント。十和田市でライブハウス「Pub House MARRS(マーズ)」(東十三番町)を経営していた故・鈴木昌彦さんの呼びかけで2015(平成27)年に始まった。2019年末に鈴木さんが急逝したことと、新型コロナウイルス感染拡大が重なったことで一時中断していたが、2022年に「鈴木さんの遺志を継ぎたい」という有志が中心になってイベントを復活。開催9回目となる今回は、130を超える企業や団体が協賛した。秋晴れの下、会場には約1700人が来場した。
この日は、青森県内のほか、東京都、岩手県などから13バンドが出演。学生バンド2組が出演したオープニングでは、三本木農業恵拓高校(十和田市相坂)の「ブルースプリングス」、北里大学十和田キャンパス(東二十三番町)の「染色体戦隊」が演奏を行った。
会場の一角には、子どもたちに音楽を身近に感じてもらおうと、楽器に触れることができるコーナーを設置。募金活動「時代を担うこどもたちへの図書購入」も行った。集まった募金は十和田市民図書館(西十三番町)に寄付するという。
初めて訪れたという桜田百合子十和田市長は「来年は10回目。皆さんに楽しんでもらえるよう、十和田市としても盛り上げていきたい」と話す。同フェス実行委員長でMARRS2代目店長の小林郁子さんは「会場に笑顔があふれ、盛り上がりをひしひしと感じた。来年も必ず開催するので来てもらえたら」と呼びかける。