八戸市中心街で10月19日に開催される屋外イベント「高校生ホコテン」の最終会議が14日、八戸ニューポート(八戸市三日町)で行われた。
5月~10月に三日町と十三日町の目抜き通りで月1回開催する歩行者天国イベント「はちのへホコテン」の企画の一つ。「青春歩行中」をキャッチフレーズに、高校生がイベント運営やSNSでの情報発信を担う。三日町街区にステージを設置し、八戸東高校書道部や八戸高校ダンス部のパフォーマンス、千葉学園高校生活文化科によるファッションショー、八戸聖ウルスラ学院高校・八戸工業大学第二高校軽音部による音楽ライブなどを繰り広げる。
高校生が主体となって運営する同イベントの開催は3年目。運営委員会には過去最多の7校、23人、当日のスタッフや出演者を含め約100人の高校生が参加する。最終会議では、進行役のスタッフと備品の扱い方やイベントの進行など入念に確認した。会議の進行役の一人で、八戸で地域振興に関する活動に取り組む社会人の栗林志音さんは「生徒たちから良い意見が出ることや学びの多さに驚いている」と話す。
イベントの盛り上がりを多くの人に知ってもらおうと、インスタグラムを使った「高校生フォトコンテスト」も実施。来場者が写真撮影を通してイベントに参加する内容で、撮影ルールなどの詳細は当日知らせる。企画を担当する八戸工業高校2年の近藤奏太さんは「ほかのイベントエリアの出店者も被写体に加えて発信したい」と力を込める。
15時15分からのバルーンリリースでは、参加する高校生の人数に合わせ100個の風船を空に放ち、イベントを締めくくる。
似顔絵ブースや漫画作品を展示・販売する八戸東高校1年で漫画部の長根理音さんは「来場者の目の前で似顔絵を描くのは緊張するが、多くの人に喜んでもらえれば」と話す。
開催時間は11時~16時。