見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

八戸で「ツル多はげます会」支部設立目指す練習会 吸盤綱引きで仲間募集

参加を呼びかける大吉さん

参加を呼びかける大吉さん

  • 17

  •  

 青森県鶴田町の市民団体「ツル多(た)はげます会」の八戸支部設立を目指す練習会が11月5日と12月5日、喫茶店「るぽぞん」(八戸市大工町)で開かれる。

10月に行われた有多毛で吸盤綱引きに挑む大吉さん(写真提供=るぽぞん)

[広告]

 八戸在住で会員の大吉さんが企画。同会が年2回開く吸盤綱引き競技会「有多毛(うたげ)」を体験してもらう内容で、山田温泉旅館(鶴田町)で来年1月10日に開く「世界大会」に向け機運を高めるのが狙い。

 大吉さんは、会員でなくても参加できる世界大会を盛り上げ、仲間を増やして八戸支部の設立につなげようと、練習会への参加を呼びかける。練習会では吸盤綱引きを本番さながらに行う。

 同会は1989(平成元)年、頭髪が少ないことを前向きにとらえ、世の中を明るく照らす活動を通して青森県の振興を図ろうと、鶴田町の有志が設立。2015(平成27)年には、青森県の交通安全キャンペーン「反射材大作戦」の応援団体に登録され、頭頂部に触れてもらいながら交通安全を呼びかける「けがなし(毛がなし)」運動などユーモアのある活動を続けている。

 吸盤綱引きは、四つんばいで向かい合い、両端に吸盤が付いたロープを頭頂部に貼り付けて引っ張り合う競技。吸盤が外れた方が負けで、3回勝負のうち2回先取すると勝ちとなる。県内の会員が集う「有多毛」では、吸盤綱引きのほか、満月に見立てた頭頂部が誰なのかを当てる「平和の光クイズ」「名月当てクイズ」などを通して交流を図る。会員の友人らも応援に駆け付け、にぎわいを見せる。

 音楽活動がライフワークだという大吉さんは昨年、八戸市内のライブ会場に居合わせた鶴田町在住の人に入会を勧められ、一念発起。今年2月22日に入会し、同日の競技会では3回戦まで進んだが優勝を逃した。「津軽地方からの参加が多く、南部地方からの参加はアウェー感があった」と振り返る。

 2回目の出場となった10月6日は初戦で敗退。「敗因は練習を繰り返したことによる頭頂部の腫れ。吸盤の脇から空気が入ってしまった」(大吉さん)という。八戸から応援に駆け付けた「るぽぞん」店主の副島雅子さんは「会場に多くの支部ののぼりがあった。八戸支部ののぼりを作って応援したい。大吉さんのほかにも仲間が参加してくれれば」と話す。

 「音楽のほかにも楽しめることを見つけた」と大吉さん。「ツル多はげます会は和気あいあいとしている。仲間を増やして、楽しく元気に続けていけたら」と話す。

 開催時間は18時~21時。参加料はドリンク付きで1,000円。ヘアスタイルは問わない。

  • はてなブックマークに追加

八戸経済新聞VOTE

八戸経済新聞で知りたい情報は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース