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陸奥湊駅近くにホステル「かまり」、来年春開業へ 名称は南部弁から

「KAMARI」のキービジュアル(提供=From One's Heart)

「KAMARI」のキービジュアル(提供=From One's Heart)

 宿泊施設「KAMARI(かまり) Hostel & Tours」(八戸市湊町)が来年春、陸奥湊駅前地区に開業する。運営する企業「From One's Heart」(東京都立川市)が4月9日、施設名称、ロゴ、キービジュアル、開業時期を公表した。

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 鮮魚店が軒を連ね「八戸の台所」として市民や観光客に親しまれる同地区に開業を予定する同施設。サービス内容に掲げるキーワードは「泊まる」「楽しむ」「連れて行く」。同地区を八戸市中心街のにぎわいと風光明媚(めいび)な種差海岸の間の「旅の発着点」に位置付け、宿泊のほか、八戸圏域や岩手県北の地域コミュニティーの魅力を感じてもらう体験企画、送迎サービスの提供を予定する。個室や畳敷きの半個室など43室を用意する。

 名称の「かまり」は南部弁で「香り」「におい」の意。八戸では「いいかまりっこがしてらじゃ(いい香りがする)」「なんだっきゃこのかまりは(このにおいは何だ)」など、日常的に使われる。陸奥湊駅に降り立った時に感じる潮風、活気あふれる朝市、鮮魚店の店子「いさばのかっちゃ」の人情味ある接客、同地区の八戸酒造(同)が製造する銘酒「陸奥八仙」の味わいなどを「かまり」に見立て、好奇心を感じてもらおうと名付けた。

 波を三層に重ねたデザインのロゴマークは、漢字の部首「さんずい」から着想を得た。下から、海の波、朝日に照らされた朝市のテント、蕪島から天然芝生地に続く海岸線の地形を意味する。

 関連企業の「GEN HOSTEL」(東京都小金井市)は2019年、外国人観光客の来訪も視野にした交流体験を提供するホステル「ワイルド・チェリーブラッサム・ホステル」(同)を開業。トルコや韓国など、海外出身のスタッフも運営に当たる。同社役員で八戸出身の大矢雄一郎さんは、コワーキングスペース「エスタシオン」(八戸市番町)で同施設をリモート運営する傍ら、「KAMARI」の開業準備を進める。5月以降、トルコ出身のスタッフが八戸に移住し、これまでの経験を生かしながら、八戸ならではのサービス開発に取り組むという。

 今後は開業に向け、SNSを通した情報発信や、建築デザインの公表などを予定する。

 大矢さんは「陸奥湊や朝市など、八戸ならではの空気感を五感で感じてほしい。皆さんを『かまり』が波紋のように広がるような旅に導き、地域との出合いと交流の拠点として育てていけたら」と話す。

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