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八戸でコンテンポラリーダンス公演 地元の盆踊り取り入れ

演目「けっ」では地元の盆踊りの振りも取り入れた

演目「けっ」では地元の盆踊りの振りも取り入れた

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 八戸市公会堂文化ホール(八戸市内丸1)で2月7日、「踊りに行くぜ!! II」八戸公演が開催された。

演目「Movement Research - Phase」

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 主催はNPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク。同公演は、コンテンポラリーダンスの普及とネットワークの構築や日本の舞台芸術作品の制作環境整備を通じ、新作品を世界に発信していくことを目的として行っている全国巡回公演。八戸での公演は5年ぶり3度目の開催となる。

 公演では、全国巡回公演作品である、梅田宏明「Movement Research - Phase」と、目黑大路「ナレノハテ」、岩岡傑による地元創作作品「けっ!」を上演した。

「けっ!」は、八戸地方の盆踊りである「八幡馬」の振りや語りなどなじみのある表現や道具を使いつつ、予想不可能な構成から混沌(こんとん)さを表現した作品。

「Movement Research - Phase」は、振り付けの梅田さんの独自メソッドによる作品で、ノイズを使った無機質な音と幾何学的な動きが目を引いた。

「ナレノハテ」は、牛の皮を小道具に使い、体の動きと言葉で社会を語るユニークな作品。途中、上から牛の皮が落下する演出や、ダンス作品にも関わらず、しゃべり通す演出で観客を驚かせていた。

 同公演を鑑賞した市内在住の福田稔さんは「『踊りに行くぜ!!』は初めてみた。出演者のプロフィルをみて、興味を持ち、どんな作品になるか楽しみにして来た。フェイスブックなどでも、制作のプロセスも見ることができたので、公演までの時間も共有できたような感じがある。想像とは異なる作品もあったが、刺激を受けた」と話す。

 「けっ!」の演出を担当したアムステルダム在住の岩岡傑さんは「今はただただ、制作に関わった全ての人に感謝の気持ちでいっぱい。八戸公演を無事に、何かを残せる形で終えることができたのも、最後まで諦めず、一緒に走ってくれた皆さまのおかげ。最後は、舞台の3人の結束で粘り強い作品になった。この舞台で大切な瞬間を生み出せたと思っている」と振り返る。「作家として成長して、八戸でまた制作できることを楽しみにしている」とも

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