八戸で7月2日、工場撮影ファンらが船上から八戸臨海工業地域を撮影する撮影会が開かれた。
撮影会はSNSを中心にする活動する「八戸工場撮影ファンクラブ」(発起人=尾刀(おがた)幸雄さん)が開いたもので、八戸LNG(液化天然ガス)ターミナルに大型LNGタンカー「METHANE JULIA LOUISE」号(全長290メートル、総トン数約11万トン)が入港するのに合わせて行われた。
夕暮れ前の18時30分に八戸観光遊覧船「はやぶさII号」乗り場(八戸市鮫町)からスタートした撮影会には15人が参加。参加者らは八戸ポートアイランドにある八戸LNGターミナルを通り、東北グレーンターミナル、三菱製紙、大平洋金属など大型の工場群を眺めて、再度八戸LNGターミナル付近を撮影し乗り場へ戻った。途中、八戸シーガルブリッジや八戸大橋の下を通るたびにも参加者から歓声が上がった。
尾刀さんは「夕暮れ時に船に乗るだけでもテンションが上がるが、船の上からだと、陸の上からとは違った眺めを楽しむことができる。普段見る機会が少ない大型のLNGタンカーとLNGタンク・フレアスタッグの組み合わせでテンションも最高潮です」と興奮気味に話した。
約90分のクルーズを終えた参加者らは「ウミネコに餌をやるのがとても楽しい。また参加したい」「船の上からの撮影は揺れていて撮影が難しいがやりがいがある。また挑戦したい」と満足げな様子だった。