東北フットサルリーグ1部の公式戦イタチカ八戸対MICALO仙台の試合が7月17日、八戸市東体育館（湊高台8）で行われ、5対6でイタチカ八戸が惜敗した。

　イタチカは序盤、守備陣のミスやカウンターで連続失点するも、エースの中里勇樹が反撃ののろしとなるゴールを決める。しかし、MICALOに連続失点される苦しい展開が続く。前半終了間際にゴール前の混戦をチームの得点王・吉岡弘樹が押し込んで1点返し、2対4として前半を終了する。迎えた後半はイタチカが反撃。味方のシュートリバウンドを清水浩介が押し込んで1点差、さらに中里がこの2点目となる鮮やかなミドルシュートを決めて4対4の同点に追い付くと場内のボルテージは最高潮に。一気に勝ち越したいイタチカだがMICALOも懸命にそれを許さずピンチをしのぐと、逆に終盤の連続ゴールでイタチカを突き放す。イタチカ吉岡のゴールで再び1点差に迫ったところで終了のブザー。5対6でMICALOが粘るイタチカを退けた。

　イタチカ八戸の山野内智大（ともひろ）キャプテンは「今年は失点が多く続いているが、今回もそれが出てしまった。それが負けた要因。前半で4点は前回と同じ、痛かった。同点に追い付いたところで勝ち越さないと流れがまた相手にいってしまう。勝ち越しゴールがなかなか取れないのが課題」と試合を振り返る。「本当にたくさんの方が見に来てくれて力になり、感謝の気持ちでいっぱい。次は必ず勝って勝利を届けたい」とも。

　東北Fリーグ1部は全8チームが参加し2回戦総当たりで開催し、各チーム全14試合を行う。イタチカは6試合を終え、1勝2分3敗で現在6位。次節は7月24日に古川総合体育館（宮城県大崎市）で2位の東北大学D-GUCCIと対戦。次回のホーム開催は9月11日に八戸東体育館で。