八戸の櫛引八幡宮(八幡)で8月11日、走る馬上から弓を射り点数を競う「全国スポーツ流鏑馬(やぶさめ)第1回八戸大会」が開かれる。
同大会は馬とのつながりが深い南部藩の歴史への興味喚起、地元愛の育成、乗馬人口拡大を目的として行われる。
スポーツ流鏑馬は、箱的に矢が入れば的中となり点数となる。3つの的があり、1の的から3の的までの110メートルを計測し制限時間を越えるとタイムオーバーで無得点となる。馬を操る技術と弓を正確に射る技術も求められる。個人戦(一人が3回走る)と団体戦(3人1組で2回走る)がある。
大会では専門のMCが選手の紹介、流鏑馬の故事来歴、ルールをその都度説明し、初心者が途中から見ても十分楽しめるように工夫する。当日は馬と触れ合う無料体験コーナー(引き馬乗馬体験、ニンジン餌やり体験など)や弓矢体験、レザークラフトキーホルダー製作体験なども用意する。
大会実行委員長の寺尾俊光さんは「大会を今後とも継続していきたいので第1回とした。出場選手最年少は小学校高学年、上は60代。最年少の子は流鏑馬を始めて3年目。20人を越す参加者のうち、女性が半分を占める。それで分かるように、流鏑馬は誰でも楽しめる競技。いろんな人に見てもらって、馬や流鏑馬への興味を深めてもらいたい」と来場を呼び掛ける。
大会は9時30分から開会式、競技は10時~14時。入場無料。