サッカー・JFLのセカンドステージ第8節のヴァンラーレ八戸対ファジアーノ岡山ネクストの試合が9月11日八戸東運動公園陸上競技場で行われ、ヴァンラーレ八戸が3対1で勝利した。
約1カ月半のリーグ中断期間を挟んで迎えた一戦。ヴァンラーレは前半22分に相手ゴール前で細かいパスをつなぎ、市川大祐選手が左足で決めて先制。続く26分には右サイドを駆け上がった市川からのクロスボールに高見啓太選手がJFL初ゴールとなるヘディングシュートを決めて追加点。2対0で前半を折り返した。
後半は71分に岡山にゴールを許し1点差に詰め寄られるが77分にゴール正面から新井山祥智選手が左シュートを決めて再び2点差に突き放す。試合はそのまま終了し、ヴァンラーレが八戸東での今シーズンの最終戦を勝利で締めくくった。
決勝点となる2点目を決めた高見啓太選手は「自分たちの夢を実現するにはもう負けられないとチームの皆で言っていた。最終的に勝てて、自分たちがリーグ中断期間にやってきたことを少しは出せたと思う。このままあと7試合負けられないので、練習からもっとやっていきたい」と話す。
1ゴール1アシストの市川大祐選手は「中断明けで入り方や気持ち的にもすごく難しい試合だと思っていた。その中で前半いいタイミングで点を取れていい入りができたという感じがした。しかし、後半は皆でしっかり入ろうと言っていたのが、ふわっと入ってしまって、ミスも多くて、そこから失点もしたので、後半は自分たちで試合を厳しくしてしまったという反省点の方が多かったと思う」と気持ちを引き締める。
セカンドステージ8試合を終えて勝ち点11のヴァンラーレの順位は16チーム中8位。J3昇格のための成績面の条件である年間総合順位4位まで順位は8位で変わらないものの勝ち点差を2詰めて7とした。
ヴァンラーレの次節は18日に千葉県立柏の葉公園総合競技場(柏市)でブリオベッカ浦安と対戦。次回ホームゲームは10月2日にこけら落としとなるダイハツスタジアムでMIOびわこ滋賀と対戦する。同試合の観戦にはこの試合限定のチケットの購入が必要。チケットはヴァンラーレ八戸のオンラインショップ、ホームページ内の申込フォーム、FAXで購入できる。配布済みの各種招待券や「全試合共通前売券」はこの日に限り使用できない。