八戸で障がいのある人たちの書道作品展 34点展示

「俊文書道会」の作品展の様子

「俊文書道会」の作品展の様子

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 八戸ショッピングセンター「ラピア」(八戸市江陽2)で9月24日・25日、障がいのある人も参加する「俊文書道会」の書の発表会が開かれた。

毛筆で「サメ」の絵を描いた作品も

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 同会は1999年、障がいの有無に関係なく書を楽しむことを目的にスタートしたボランティアの書道会。会の名前にもなっている西里俊文さんが着任先の八戸市第一養護学校で5年間書道を教え、異動になった後も書道を続けたいという生徒たちのために自宅を開放したのが始まり。現在は、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がい、発達障がい、健常者の方を含め約30人の会員で活動している。

 2001年から市内のショッピングセンター「ラピア」で書の発表会(会の作品展)を開き今回で16回目となる。

 発表会では大型の紙に大きく一文字「空」と書かれた作品や自作の詩などを、伸び伸びと毛筆で書いた作品などが並び、訪れた人らが興味深そうに眺めていた。

 西里さんは「今年も多様な書きたい文字を書いた34点の作品を展示している。2012年には「書のライブ&発表会」と称し観衆の前で作品を書いた。今回は、初の試みである「リレー形式での作品の揮毫(きごう)」にも挑戦した」と話す。

 会場に訪れていた60代の女性は「毎年9月になると、今年もラピアで俊文書道会の作品展があると楽しみにしている」と話し、50代の男性は「展示されている作品は、どの作品も皆伸び伸びとしていて、「うまい」ではなく「生きている」という感じのものばかりで大好き」と熱心に見入っていた。

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