八戸シーガルビューホテル「花と月の渚(なぎさ)」(八戸市鮫町)で10月23日、社会人ジャズビッグバンド「ニューサハラクラブバンド」の結成10周年記念コンサートが開かれる。
同バンドは八戸市内在住のアマチュアミュージシャンで構成するジャズビッグバンド。2006年にジャズバー「サハラ」(十六日町)に集う仲間が意気投合しバンドを結成。トランペット4人、トロンボーン4人、サクソフォン6人、リズムセクション(ピアノ、ドラム、ベース等)4人と、ボーカルが数人という大所帯のバンド。市内のイベントなどで古き良き時代のビッグバンドジャズの定番曲に力を入れて演奏活動を続けている。
同バンドが「年に一度のメインイベント」として最も力を入れている八戸シーガルビューホテルでのコンサートは8回目を数える。ビッグバンドスタイルの演奏だけでなく、少人数のコンボバンド、ダンサーを交えたショー、ボーカルを交えた演奏など、バラエティーに富んだ内容で、観客はドリンクや軽食を楽しみながらさまざまなスタイルのジャズを楽しむことができる。
結成10周年を記念したコンサートに向けて行われている練習は大詰めを迎え、13日の合奏練習では、リズムの取り方、フレーズに区切った部分練習、音の延ばし方や音量など、古き良きビッグバンドのサウンドを再現するために細部にまで気を配った練習が行われた。本番まであと数日、さらにサウンドに磨きをかけていく。
バンドマスターでトロンボーン担当のジャズバー「サハラ」マスター笠原悟さんは「この10年間は長いようで短いようで、皆さまに知っていただける機会もあり楽しい10年間だった。記念コンサートはビッグバンドのみならず、ジャズをあまり知らない人でも楽しめる内容にしているので気軽に来場してほしい」と呼び掛ける。
トロンボーン担当の尾崎正徳さんは「みんなが歌って踊れるノリノリのステージを用意している。お酒や軽食と一緒に楽しんでほしい。ダンスや、ボーカルのきらびやかな衣装、ステージの細かな装飾まで気を配っているので、視覚でも楽しんでほしい」と話す。
19時開演。前売り券は、大人=4,500円、子ども=1,000円。八戸シーガルビューホテル、ジャズバー「サハラ」で取り扱う。