八戸で新酒の仕込み本格化 一升瓶20万本分の原酒仕込む 

新酒の仕込み作業が本格化

新酒の仕込み作業が本格化

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 八戸の酒造会社「八戸酒造」(八戸市湊町)で日本酒の仕込みが最盛期を迎えている。

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 同社は1775年(安永4年)に創業。創業時からの「陸奥男山」をはじめ、19年前からは「陸奥八仙」もブランドに加える。

 今季の酒造りは9月中旬からスタート。2週間前からもろみを絞る作業が始まり、11月9日が初蔵出しとなる。今季の酒造りは来年6月まで行い、現在は仕込みタンク8本にもろみが発酵し、一升瓶換算で約20万本の原酒を仕込む予定。

 同社では今季の仕込みにあたり蔵内を一部改修。麹(こうじ)室を拡張し、仕込み蔵のレイアウトを変更、搾り機も新調し搾り機周りをパネルで囲み冷蔵庫とした。改修により、今までよりきめ細やかなもろみ管理や衛生管理が可能となった。

 同社の駒井秀介(ひでゆき)専務は「原材料に青森県産の米と酵母を使用し、仕込み水は八戸・蟹沢地区の水を使っている。安心でおいしい酒造りに挑戦している」と話す。

 今年の新酒「陸奥男山クラシックヌーボー」「どぶろっく」は11月11日から、青森県内の酒販店で順次発売する。

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