八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で11月10日から、「第5回はちのへ演劇祭 半朗読劇『てくてく』」が開かれる。
同演劇祭は八戸を「演劇の街」として盛り上げようと2012年からスタート。今年の演目は、故郷を知らずに育った姉妹が八戸を訪れることから始まるロードムービー風の半朗読劇。「どんな人でも舞台に立てる」がコンセプトで中高生、社会人などさまざまな年代の人たちが出演する。
演劇祭にあたり東京在住で南部町出身の俳優・ダンサーの仲坪由紀子さんが、八戸の演劇を盛り上げるべく7月よりワークショップを開催。ワークショップ参加者と、東京で活躍する俳優4人が客演。仲坪さんの脚本・構成・演出による、八戸市民と一緒に創り上げた作品を上演し、新たな八戸の演劇シーンのスタートを目指す。
仲坪さんは「演劇を観るというのは特別なことではない。ちょこっと入りづらいかも知れないが、面白い世界を必ず見ることができるので、気軽な気持ちで来て欲しい」と話し、出演者の井上啓子さんは「どこかの役やどこかのせりふに、共感できるところがあると思う」と来場を呼び掛ける。
開演時間は、10日・11日=19時から、12日=14時と18時、13日=11時と15時。チケットは、一般=1,500円、学生=700円。「はっち」で取り扱う。13