八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で11月18日~20日、北東北屋内最大級のクラフト市「はっち市」が開かれた。
「はっち市」は、はっち全館を「小さな街」と位置付け、クラフトや飲食のブースだけではなく、音楽ライブや講演、館内限定のラジオ放送なども企画するのが特徴。
クラフト作家は公募によるもので、140近い応募の中から選ばれた約80組のクラフト作家・飲食店が参加。館内の1階~5階に販売ブースがズラリと並び、3日間で延べ1万6828人が訪れた。
19日はシンガー・ソングライター青葉市子さんによるライブも行われ、約90人が青葉さんのクラシックギターとやわらかな歌声に酔いしれた。20日は「ちっちゃな学び舎(や)」と題し、「縄文」「天文」「奥入瀬渓流」の各専門家が講演。縄文の時間では、是川縄文館(是川)学芸員の小久保拓也さんが「縄文語の始まり」と題し、文字の無かった縄文時代の伝達手段などについて講演した。
館内にはラジオ放送局「BeFM」(八日町)が館内のみで聴くことができるラジオ放送を行い、はっち市の見どころなどについて紹介し、はっち市全体を盛り上げた。
はっち市実行委員会の佐々木良市実行委員長は「おかげさまで3日間、たくさんのお客さまにお越しいただいた。本当にありがたい。来年に向けて、反省点などを踏まえてもっと良い『はっち市』にしたい。期待してほしい」と話す。