八戸商工会館（八戸市堀端町）で12月14日、八戸・盛岡地域の飲食店39店舗が参加した食のイベント「The Best of グルメツアーズ2016」の表彰式が行われた。

　同イベントは9月から10月までの2カ月間、八戸31店・盛岡8店の飲食店が地元の食材を使ったコース料理をランチ1300円、コース3300円の統一料金で提供するもの。期間中、来店客からアンケートを採り、料理の味や接客、店内の様子などの項目で採点・評価した。

　総合1位の「The Best of グルメツアーズ」に輝いたのは、顧客満足度が最も高く、ほかの項目でも評価が高かった八戸のフランス料理店「ル・ムロン・デ・オワゾ」（東白山台）。

　料理に関する項目（味付け・見た目・内容と価格のバランス）の集計で最も評価が高かった店舗の「Best of グルメ」は「ボワラ」（湊高台）。接客に関する項目（料理提供のタイミング・スタッフの接客態度・料理の説明）の集計で最も評価が高かった店舗の「Best of サービス」は「リストランテ・サワウチ」（南類家）。店作りに関する項目（清掃具合・雰囲気）の集計で最も評価が高かった店舗の「Best of スペース」は「割烹　金剛」（鷹匠小路）。ランチツアーズ（ランチ部門）の顧客満足度が1位だった店舗の「The Best of グルメツアーズ」は「いとをかし」（三日町）。アンケート回収枚数No.1店は八戸グランドホテル「サヴァロッソ」（番町）だった。

　「ル・ムロン・デ・オワゾ」オーナーシェフの小坂学さんは「1位はとてもうれしい。今回は前菜で秋サバと野菜のテリーヌなど県産品を吟味し、メインは美保野ポークのローストと旬な食材を考えて組み合わせた。イベントをきっかけに来店して下さったお客さまも多く、喜んでいただいたのがなによりうれしかった。来年ブイヤベースフェスタがまた始まる。今回も参加しますのでぜひ楽しみに」と喜びながら話す。

　今年のアンケートの回収枚数は9253枚で昨年より約1000枚増え、イベントが定着している様子が伺えた。