八戸市西白山台小学校(八戸市西白山台4)が4月に開校するのに合わせ3月18日、地域住民などに完成見学会が開かれた。
同校は、1996年に開校した白山台小学校の児童数が増えたことから、2013年に建設が決定。2015年に着工し、今年3月に落成した。
同校は敷地面積が約25000平方メートル、建築面積が5134平方メートル。住宅街に景観が溶け込むように平屋と2階立てで高さを抑えている。木材を多用した柔らかで暖かみのある教室が特徴的で、木材の9割は青森県内の三八上北地域の地域材を使用する。多目的ホールは地域住民を交えた集会、交流など、地域密着型教育の場としても利用できる。
八戸市教育委員会教育総務課学校施設グループの松岡寛幸さんは「最初の3時間で1000人を超える方々が見学に訪れ、学校への期待の表れだと思っている。この学校は今後の学校づくりのモデルになるし、全国的に見ても先進的な取り組みをしている学校だと思う。体育館の屋根には太陽光パネル(10キロワット)を設置、非常用電源を確保し、避難施設として利用時にも対応できる」と胸を張る。
見学会を訪れていた10代の女の子は「昨日、白山台小学校を卒業した。なんかきれいでかっこいい。この学校に通いたかった」、60代の男性は「私たちが通っていたころと、学校のイメージが全く違う。こういう学校に通える孫たちは幸せですね」とそれぞれ話した。
見学会は11時から17時まで開かれ、1700人以上が訪れた。